2007年07月20日

【小説】『とりあえず物語』〜第1章・旅立ち〜 その1 3

外にでると、見知った顔のおっさんが
血みどろで、ぶっ倒れてやがる。

「おい!おっさんしっかりしろ!」

「うぅ・・・。返事がない、ただのしかばねのようだ。げふっ」

(あぁ。なんだろな・・・。
 明らかに重症のくせに冗談とばすおっさんとか
 このまま放置してやろうかって気になる)

とりあえず、回復呪文をかけてやり
これで死ぬことはないだろう。

さて、問題は、この状況はどういうことかって話しだな。
耳をすませば、遠くから
キャーだの、ガシャーンとか愉快な音が
鳴り響いてるわけだしな。

さて、息も安定してきたところで、
サトのおっさんに、話でも聞くことに・・・

「つい10分・・・・・・」
話しかけてもいないのに勝手に語りだしやがった・・・

「つい10分ほど前の話なんだが、
 そこの大通りの花屋のナタカさんとこに
 ばっちゃの墓に備える花を買いに行ったんだがね
 花を選んでたら急に空が赤くなったと思ったら
 いきなりナタカさんに襲われたんだこれが
 いやーあの素敵なナタカさんに
 掴まれた時は、年甲斐もなくときめいてしまっての
 頭をガーンとたたかれたような気がするとか
 いうじゃねぇ?
 気がするんじゃなくてほんとにたたかれていたから
 驚きなわけよ。
 もうそっからはおっそろしくなってな
 んで、勇者様のところへとんで来たわけだ」

状況はわかったが、その勇者様ってのはやめろと
何度言ったら分かってくれるかね?
このボケ老人は・・・・
しかたがないが一応言っておくか。

「サトさんよ。とりあえず、ナタカさんとこ行ってみようか
 んでもって、毎回言ってるが、オレのことは勇者様とか呼ぶなよ
 ガランって呼び捨てでいいって言ってるだろ?」

わかったのか、わかってないのか。
サトのおっさんは、ゲヘラと笑い
飛び起き、大通りの方を指差し
「さぁ行きましょうぞ!」
などと叫び歩き始めた。

ついさっきまで死にそうだったおっさんとは思えないほどの
元気の良さだ・・・。

はぁ疲れるな。

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ruru5939 at 17:32コメント(2)トラックバック(0)小説  

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コメント一覧

1. Posted by にょぽみ   2007年07月20日 17:52
5 サトさんがなにかやらかしてくれるんじゃないかと
期待してしまいます。
2. Posted by ルル   2007年07月21日 22:21
>>にょぽみさん
どもっス
あまり期待せずに見守ってやってください〜。

なんというか、サトさんは
読み返してみると意図せず普通っぽくない
おっちゃんになってきてますねw

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